不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

不動産売却時にハウスクリーニングは必要? タイミングや費用相場も確認

売却

売却の流れ

2024.03.26

不動産売却時にハウスクリーニングは必要? タイミングや費用相場も確認

2024.03.26

不動産売却時にハウスクリーニングは必要? タイミングや費用相場も確認売買の窓口】

不動産売却時のハウスクリーニングは必須ではない

不動産を売却する際にハウスクリーニングを行うかどうかは、法律で厳格に定められているわけではありません。 

また、一部の買主は、購入後に大幅なリノベーションや自分たちの好みに合わせた改装を計画している場合があります。

このような場合は事前のハウスクリーニングはあまり価値がないと考えられることがあります。


売却価格への影響

ハウスクリーニングが直接、売却価格に大きな影響を与える可能性は低いと考えられます。

確かにハウスクリーニングには、物件を清潔に見せるなどの複数の利点がありますが、これが直接売却価格を向上させるわけではありません。

実際に売却価格を高めるには、リノベーションや大規模なリフォームのように、物件の質や機能性を根本から改善する必要があります。


不動産売却時にハウスクリーニングをするメリット


好印象を与えられる

ハウスクリーニングを行うことで、最初の内見時に良い印象を与えます。

人は最初に目にしたものの影響を強く受けるため、第一印象の良さは購入意欲を高めることに直結します。

また、ハウスクリーニングを行うことで、物件が適切に管理されているという印象を購入者に与えることができます。

清潔な環境は、物件が良い状態に保たれていることの証と捉えられるため、購入者の信頼感を得ることができます。


値引き交渉のリスクを避ける

物件が清潔かつ良好な状態にあると、買主はその価値を高く評価する傾向にあります。

結果として、価格に関する交渉がスムーズに進み、買主からの値引き要求が出にくくなることがあります。

買主が物件に満足していれば、価格交渉での折り合いがつきやすくなり、売主にとっても有利な条件での売却が期待できます。 

ハウスクリーニングは直接的な価格向上に繋がるわけではありませんが、値引き交渉を避けることで、結果的に売却条件を改善する効果が期待できます。


ハウスクリーニングの費用相場

物件全体をクリーニングする場合の費用相場(空室の場合)

間取り費用相場(円)
1R、1K1万9,000~2万
1DK、2K2万2,000~4万
1LDK、2DK3万1,000~4万6,000
2LDK、3DK4万7,000~5万7,000
3LDK、4DK5万~8万
4LDK、5DK~6万4,000円~

場所別のクリーニング費用相場

場所費用相場(円)
キッチン1万2,000~2万
浴室1万2,000~1万8,000
エアコン8,000~1万7,000
換気扇7,000~1万5,000
洗面所7,000~1万
トイレ6,000~9,000
浴室1万2,000~1万7,000


キッチン全体ではなく、レンジフードや換気扇単体でのハウスクリーニングも行ってもらえることがあります。

また、浴室は全体のパッケージになっていることが多く、浴室内天井や壁、換気扇などもハウスクリーニングの対象となっているケースがあります。

エアコンは分解してハウスクリーニングをするため、最新機能が付いた分解しづらいエアコンほど値段が上昇する傾向にあります。


ハウスクリーニングの注意点

ハウスクリーニングを行うタイミング

不動産を売却する際、ハウスクリーニングを行うタイミングは査定前が理想的です。

これにより、査定を行う不動産会社への印象が向上します。 

また、買主が物件を内覧する際にも、清潔な状態が良い印象を与え、契約成立の確率を上げることに繋がります。

特に水回りのような部分的なクリーニングでも、物件の評価を高める効果があります。 

そのため、物件の内覧が行われる前には、ハウスクリーニングを完了させておくことが重要です。


物件全体をクリーニングしなくても良い

物件が比較的新しく綺麗な状態の場合は、物件全体のクリーニングを行う必要はありません。

不動産売却前のハウスクリーニングでは、特に浴室、キッチン、リビングの床に注目します。

浴室はカビや水垢による汚れが目立ちやすいため、徹底的な清掃により大きく印象を改善できます。

キッチンでは、コンロ周りや換気扇の油汚れが問題となりがちですが、これらを清潔に保つことで、料理を楽しむ人にとって魅力的な空間となります。


リビングの床は内覧時の商談場所として使用されることが多く、清潔な状態を保つことで、快適な商談環境を提供できます。

これらのエリアをピカピカに保つことで、物件の魅力を最大限に引き出し、売却成功へと繋がる可能性が高まりますので、浴室、キッチン、リビングの床に関しては、クリーニングを実施しておいた方が良いでしょう。


業者の選び方

【料金が明瞭】

国民生活センターのレポートによれば、ハウスクリーニングサービスに関して料金や価格に関するトラブルが頻繁に報告されています。

ハウスクリーニングをスムーズに利用するためには、これらの問題を避けることが望ましいです。

料金体系はハウスクリーニング会社によって異なり、オプションサービスやセットプランの存在が比較を複雑にしています。

そのため、サービス選びの際には、料金設定の明瞭さをチェックすることが一つの重要な基準となります。

サービス依頼時には、料金についての誤解が生じないように、事前にサービス内容と料金を会社としっかり確認することが肝心です。


【賠償責任保険に加入している業者を選ぶ】

作業中に誤って家の物を壊されてしまったり、家を傷つけられた場合に備えて、損害保険の有無も要チェックしましょう。 

損害保険に加入していれば、万が一にもトラブルが起きた場合に費用を負担してくれます。 

個人業者のように比較的料金が安い業者の場合、損害保険に加入していない場合もありますので、不安であれば業者のホームページや電話で確認しておきましょう。


まとめ

ハウスクリーニングを行わないことが直接的に住宅の売却を妨げるわけではありません。

また実施したとしても売却価格に数万円から数十万円程度の差が出るだけで、価格が大幅に変動することは少ないです。

しかし、ハウスクリーニングによって住宅の見た目が劇的に改善されるケースがあり、これが売却が停滞していた物件の契約成立に大きく寄与することも珍しくありません。

もし、ハウスクリーニングの依頼先が分からない、何かお困りごとがある場合には、売買の窓口までお気軽にご相談ください。