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「安心R住宅」とは?サステナブルな中古住宅制度で安心・お得に売買!「フラット35」の金利もご紹介

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2024.09.04

「安心R住宅」とは?サステナブルな中古住宅制度で安心・お得に売買!「フラット35」の金利もご紹介

2024.09.04

「安心R住宅」とは?サステナブルな中古住宅制度で安心・お得に売買!「フラット35」の金利もご紹介売買の窓口】

近年、住宅購入を考える多くの方々が「安心R住宅」という選択肢に注目しています。


「安心R住宅」とは、リノベーションを施した中古住宅の中で、一定の基準を満たし、品質と安心が保証された住宅のことです。

新築住宅に比べてコストを抑えながらも、安心して住めるリノベーション済みの中古住宅を選びたいと考える方にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。 


本記事では、「安心R住宅」とは何か、その仕組みやメリット、購入の流れについて詳しく解説します。

また、購入を検討する際の注意点や「フラット35」の金利優遇についても紹介します。

これから中古住宅の購入を考えている方や、リノベーションに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。


安心R住宅とは?

「安心R住宅」制度は、中古住宅市場に対する従来のネガティブなイメージ — 不安、汚さ、情報不足 — を払拭し、購入者が安心して中古住宅を選べるようにするために設けられました。


この制度の「R」は、Reuse(再利用)、Reform(改築)、Renovation(改修)を指し、リフォーム済みまたはリフォーム提案書が付随した住宅の品質を明示しています。


安心R住宅は、耐震性や安全性に加え、省エネルギー性能や居住性の向上にも重点を置いています。

快適で環境に優しい住まいが保証され、地震などの自然災害に対する対策も整えられています。

安心R住宅制度は消費者が質の高い住宅を選びやすくすることを目的としており、災害に強い安全な住宅を提供しています。

参考:安心R住宅制度とは


安心R住宅の仕組み

「安心R住宅」制度は、中古住宅のリフォーム品質を保証するために、国が関与し事業者団体を審査、登録します。


「安心R住宅」制度に参加する事業者団体は、国から「安心R住宅」マークの使用許可を受け、その団体に所属する事業者は定められた基準とルールに従ってリフォームされた住宅にのみマークを表示し、販売することが許されます。


また、登録団体は所属事業者の監督及び指導責任を負い、消費者と事業者間のトラブル発生時には相談窓口として機能します。

消費者向けには、この制度の理解を助けるための情報資料として、国土交通省から「まんがでわかる!安心R住宅」というパンフレットも提供されています。

この資料を通じて、消費者は制度の詳細や安心できる住宅選びのポイントを学ぶことができます。

参考:まんがでわかる!安心R住宅


安心R住宅のメリット

①品質の保証がある 

安心R住宅は、一定の基準をクリアしたリノベーション済みの中古住宅です。

耐震性や安全性、設備の機能などが厳しくチェックされており、安心して住める高品質な住宅として認定されています。

この品質保証により、購入者は中古住宅でも新築と同等の安心感を得ることができます。


②「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」に加入できる

安心R住宅は、既存住宅売買の瑕疵保険に加入することができる住宅で、購入後に発見された構造上の不具合や雨漏りなどの問題について補償を受けられます。

瑕疵保険の「瑕疵」とは住宅の不具合を指し、万一の場合にも安心して対応できます。


保険対象には、柱や基礎などの主要な構造部分、屋根や外壁などの雨水の浸入を防ぐ部分、給排水管路や電気設備などが含まれますが、保険会社によっては一部対象外となる場合もあります。

保険期間は5年間または2年間で、契約者は仲介業者などになります。

瑕疵が発覚した場合、業者が補修を行い、保険金を受け取ります。仮に業者が倒産していた場合でも、住宅所有者に保険金が支払われるため安心です。


住宅購入後の万が一のトラブルにも、安心して対応できるのが安心R住宅のメリットと言えます。


③「こどもエコすまい支援事業」の補助額が引き上げられる

「こどもエコすまい支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の高い新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修に対する支援を行う事業です。

「こどもエコすまい支援事業」は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、省エネ投資を促進することを目的としています。


中古住宅を購入してリフォームする場合、一般世帯への補助上限額は30万円ですが、安心R住宅を購入する場合は45万円に引き上げられます。

安心R住宅を選ぶことで、コストを抑えたリフォームが可能となり、家計の負担を軽減する助けとなります。

また、エネルギー効率の高い住宅の購入とリフォームに対して経済的な支援を受けることで、環境にも優しい生活を実現できます。

詳しい情報は、こどもエコすまい支援事業の公式サイトをご覧ください。

参考:こどもエコすまい支援事業公式サイト


④金利優遇制度の利用が可能

安心R住宅を購入する際には、「フラット35」などの金利優遇制度を利用できる場合があります。

「フラット35」は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する長期固定金利の住宅ローンで、長期にわたり低金利で借り入れることが可能です。

「フラット35」により、返済期間中の金利負担が軽減され、安定した返済計画を立てやすくなるため、購入者にとって経済的な安心感が高まります。


特に「フラット35(維持保全型)」では、安心R住宅を購入する際にローン金利が当初5年間で0.25%引き下げられるというメリットがあります。

住宅の性能によっては、さらに金利の引き下げ幅が変動することもあります。

このような金利優遇制度を利用することで、安心R住宅はより魅力的な選択肢となります。

詳しい情報は、住宅金融支援機構のフラット35のサイトをご覧ください。

参考:フラット35


安心R住宅購入の流れ

「安心R住宅」を購入する際の具体的な手順は以下の通りです。


1: 不動産業者に相談する

まずは、不動産業者に「安心R住宅を購入したい」という意向を伝えて相談します。

信頼できる不動産業者を見つけるために、複数の業者と話をしてみるのも良いでしょう。

また、インターネットのポータルサイトや新聞広告などで「安心R住宅」の物件を探すこともできます。


2: 物件のロゴマークを確認する

興味を持った物件が見つかったら、その物件が「安心R住宅」として認定されているかを確認します。

「安心R住宅」のロゴマークがついているかどうかをチェックし、さらにそのロゴマークの横に登録団体の名称が併記されているかも確認します。

もしロゴマークはあるが登録団体の名称が併記されていない場合、その物件は「安心R住宅」ではない可能性があるため注意が必要です。

また、登録団体の公式サイトで、取引を行う不動産業者が正式に登録されているかも調べておくと安心です。


3: 写真やリフォーム内容、調査報告を確認する

「安心R住宅」では、水回り、外装、主な内装などの写真が豊富に提供されています。

これらの写真をよく確認し、住宅の状態やどのようなリフォームが施されているか、または今後必要になる可能性があるかを詳しくチェックします。

さらに、物件の調査報告書を入手し、住宅の構造や設備の状態についての詳細な情報を確認します。

調査報告書には、建物の健全性や安全性に関する情報が含まれているため、購入前にしっかりと目を通しましょう。


4: 実際に現地で物件の状態を内見する

気になる物件があれば、実際に現地を訪れて内見を行います。

内見時には、事前に確認した情報と現地の状態が一致しているかをしっかりと確認します。

例えば、水回りの設備や外壁の状態、内装の劣化状況などを細かくチェックします。

気になる点や疑問があれば、その場で担当者に質問し、納得できるまで確認することが重要です。

また、内見の際に物件の周辺環境も確認しましょう。


5: 検討のうえ、購入するかどうか判断する

すべての情報をもとに、安心R住宅を購入するかどうかを慎重に判断します。

住宅の状態や価格、リフォームの必要性、今後の維持費用などを総合的に考慮し、家族と話し合いましょう。

購入後の住宅ローンや税金、保険などの費用についても確認し、将来的な返済計画を立てておくことも重要です。


このように、しっかりとしたステップを踏んで購入を進めることで、「安心R住宅」をより安全かつ安心して購入することができます。


安心R住宅購入前に注意したいポイント

安心R住宅を購入する際には、以下の点に注意しましょう。


リフォームのタイミングを考慮する

安心R住宅は専門家による基礎的な品質チェックを受けていますが、購入後のリフォームを考える際には、経年劣化も考慮する必要があります。

そのため、リフォームが必要な箇所を確認するために、ホームインスペクションを受けることを検討しましょう。


リフォーム工事の状況を確認する

安心R住宅では、適切な管理が求められ、中古住宅の「汚い」というイメージを払拭する必要があります。

すでにリフォームが実施されているか、まだの場合は、リフォームの費用情報を含むプランが提供されているか確認しましょう。


外壁や内装、水回りの状態を確認する

購入を検討する際には、外壁、主な内装、水回りの現況を写真などで確認できるようにしましょう。


また、安心R住宅は、国土交通省が中古住宅の流通促進を目的として導入した制度で、国の登録を受けた事業者団体の会員企業が、国が定めた要件に適合していることを示すものであり、国による個別の審査を受けたものではない点も理解しておく必要があります。


「フラット35」の金利優遇について

住宅金融支援機構が提供する「フラット35」は、民間金融機関と提携して提供される長期固定金利の住宅ローンです。

質の高い住宅を対象に、住宅ローンの金利を引き下げることで、より多くの住宅供給と流通を促進する仕組みがあります。

特に「フラット35(維持保全型)」では、安心R住宅を購入して「フラット35」を利用する場合、当初5年間の金利が0.25%引き下げられるというメリットがあります。

この金利引き下げは、住宅の性能や条件に応じてさらに変動することがあります。


「フラット35(維持保全型)」の対象となる住宅は、2022年4月以降に適合証明書が交付された物件、または以下のいずれかに該当する住宅です

・長期優良住宅

・予備認定マンション

・管理計画認定マンション

・安心R住宅

・インスペクション実施住宅

・既存住宅売買瑕疵保険付保住宅


「安心R住宅」もその中に含まれるため、「フラット35」の金利優遇を受けることができます。

安心R住宅は、耐震性、断熱性、バリアフリーなどの基準を満たし、専門家の点検を受けた中古住宅であり、購入者にとってリスクが低いとされ、金利優遇が適用されます。


まとめ

安心R住宅は、中古住宅市場の活性化を目的として生まれた制度であり、その仕組みやメリットを理解することで、安心して住宅を購入することができます。

安心R住宅の制度により、物件の品質や瑕疵の有無が明確になるため、購入者はリスクを減らし、信頼性の高い選択が可能です。

また、購入の流れを把握することでスムーズに手続きを進められます。


以上のポイントを押さえることで、満足のいく住まいを手に入れましょう。


不動産に関するご相談やお困り事があれば、売買の窓口までお気軽にお問い合わせください。