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【住宅ローンの基本】住宅ローンの手続きを4STEPで解説!
マイホームの購入には多額のお金が必要となるため、一括で支払う人はなかなかいません。
そこで多くの人は住宅ローンを利用しています。
今回は、住宅ローンの基本知識と、住宅ローンの必要な手続きを4つのステップに分けて解説します。
住宅ローンとは何?
住宅ローンは、家やアパートなどの住宅を購入する際に、金融機関から借り入れる長期の融資です。
これは通常、購入する不動産を担保として用います。
住宅ローンを利用することで、大きな一括支払いをせずに、数年から数十年にわたって月々の返済を行いながら自宅を所有できます。
住宅ローンにはいくつかの種類があり、金利タイプ(固定金利、変動金利、固定期間選択型金利など)、返済方法(元利均等返済、元金均等返済など)、返済期間、融資額などによって条件が異なります。
また、借入人の信用状況や収入、物件の価値に応じて、貸し出される金額や金利が決定されます。
住宅ローンを利用する際は、金利、返済期間、手数料、保険などの条件を慎重に比較検討することが重要です。
返済能力を超える借入は避けるべきであり、将来の収入や支出の変動を考慮に入れた上で適切な計画を立てることが求められます。
どんな物件でも利用できるの?
住宅ローンは、住むための住宅の購入であれば、基本的にどんな物件でも利用できます。
新築、中古マンションや中古戸建、住宅を建てるための土地だけでも、住宅ローンの利用は可能です。
ただし、賃貸物件として人に貸す目的や、別荘を購入する目的で住宅ローンを利用することはできません。
住宅ローンの種類
住宅ローンには、①民間ローン②準公的ローン③公的ローンがあります。
それぞれの特徴を押さえましょう。
【①民間ローン】
民間ローンとは、大手銀行や地元の銀行、信用金庫などの金融機関が提供している住宅ローンです。
給与の振込先や公共料金の引き落とし口座として利用していたり、近所に支店があったり、自分にとってなじみのある銀行だけではなく、これまでまったく付き合いのなかった金融機関からも住宅ローンを借りることができます。
各金融機関では独自の住宅ローンを用意し、金利の引き下げやさまざまなサービスを提供しています。
取り扱う金利タイプが多いほか、借りる人や物件が一定の条件をクリアしていれば低い金利が利用できるなど、借り方のバリエーションも多彩です。
近年、店舗を持たずにインターネットを拠点にしている銀行も増えています。
店舗にかかるコストがない分、一般的な銀行などに比べて低金利で貸し出す傾向にあります。
事前審査の申し込みなどの手続きが、深夜や早朝、仕事の休憩時間にもできるのは便利な点、分からないことや相談したいことがあったときに、気軽に窓口で相談することができません。
どんな住宅ローンがあるかは各金融機関のホームページで確認できます。
【②準公的ローン】
住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して貸し出す住宅ローンで、「フラット35」などの全期間固定型が特徴です。
銀行や地方銀行など一般の金融機関のほか、ネット銀行や住宅ローン専門会社などで取り扱っています。
【③公的ローン】
現在の公的ローンは財形住宅融資のみとなっています。
勤務先で財形貯蓄を行っている人が利用できる住宅ローンです。
勤務先の制度などによって申込窓口が違い、金利や手数料、繰り上げ返済手数料、団体信用生命保険料なども違ってきます。
一般財形、財形住宅、財形年金のいずれかの貯蓄を1年以上続け、貯蓄残高が50万円以上ある人、5年ごとに金利が見直される5年間固定型ローンです。
住宅ローンを借りる流れ【4STEP】
住宅ローンは多額の借り入れとなることから、申し込み後すぐに融資を受けられるわけではありません。
まず、金融機関の定める利用条件を満たしたうえで、審査に通る必要があります。
間に合わなかったと言うことがないように、事前に借り入れまでの流れや時間を把握しておきましょう。
⑴事前審査
住宅ローンを利用したいと思ったら、まずは事前審査に申し込みます。
事前審査では、本人の返済能力などを調査した上で、物件価格までの融資が可能か、あるいはいくらくらいまでの融資が可能かといったことを確認します。
事前審査にあたっては、本人確認資料と印鑑のほか、収入を証明できる書類などが必要となります。
事前審査は金融機関にもよりますが、だいたい3日~4日ほどで結果が出ます。
⑵本審査
事前審査に通ったら、本審査に申し込みます。
本審査に入ると事前審査よりも細かい審査に入るため、提出しなければならない書類も多くなります。
審査期間については金融機関にもよりますが、だいたい1~2週間ほどの時間を要します。
住宅ローンの審査だけでも、一定程度の時間はかかります。
住宅を購入する際には余裕を持ったスケジュールを組み立てておくことが大切です。
⑶金銭消費貸借契約を結ぶ
住宅ローンの本審査の申し込みに無事通ったら、金融機関と金銭消費貸借契約を結びます。
金銭消費貸借契約とは、銀行から住宅ローンを受ける際に銀行と結ぶ契約のことです。
金利や融資期間、融資額などの条件は本審査に通過した時点で確定するため、金消契約を交わす前に確認しておきましょう。
金消契約は物件の引渡し日よりも前におこないます。
残代金の支払い時(決済)が物件の引渡し日となり、同時に融資実行されるケースがほとんどですので、契約締結から借入期日までに、住宅ローン契約者は返済用の口座を作る必要があります。
⑷融資の実行
金銭消費貸借契約が結ばれ、必要な手続きがすべて完了すると、予定された支払い日にローンが支払われます。
借りたお金は直接物件の売り主に渡され、売り主がお金を受け取ると同時に物件の所有権が移ります。
ローンの支払いと物件の引き渡しが完了した後、金融機関はその物件に抵当権を設定します。
これにより、もし住宅ローンの返済が遅れた場合、金融機関は抵当権を使ってその物件を差し押さえることができます。
まとめ
住宅ローンは、新築・中古住宅を問わず、家やアパートなどの住宅を購入する際に、金融機関から借り入れる長期の融資です。
事前審査を通過しても、本審査で落とされてしまう可能性もゼロではありません。
本審査に通るまでは油断は禁物です!
また、金銭消費貸借契約は不動産の購入後もローンの返済が続く限り関わる契約のため、契約内容や注意点についてしっかり理解を深め、必要書類の準備をして契約をおこないましょう。
不安な点は、不動産会社や金融機関の担当者に事前に確認しておくと安心です。
不動産でお困りのことがあれば売買の窓口までお気軽にご相談ください。
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