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マンションを買うと毎月かかる修繕積立金と管理費!何のお金?

購入

資金計画

2023.08.24

マンションを買うと毎月かかる修繕積立金と管理費!何のお金?

2023.08.24

マンションを買うと毎月かかる修繕積立金と管理費!何のお金?売買の窓口】

マンションを購入する際、住宅ローンの返済以外にも毎月かかる費用が存在します。その代表格が「管理費」と「修繕積立金」です。これらはマンション生活を維持し、長期的に快適に暮らすために必要な経費です。本記事では、これらの費用について詳しく解説します。


マンション購入と予算設定

マンション購入を検討する際の基本的な考え方

マンション購入は、大きな買い物の一つであり、計画的に進めることが求められます。新築分譲マンションはもちろん、中古マンションを選ぶ場合でも、価格が高くなる傾向があります。物件を選ぶときは、住宅ローンの返済額や管理費、修繕積立金など、長期にわたる費用負担も考慮に入れる必要があります。


予算設定の重要性と具体的な設定方法

予算設定は非常に重要で、自分の収入に対して無理ない範囲で住宅ローンの返済が行えるか確認する必要があります。また、管理費や修繕積立金など、毎月の固定費も把握し、それらを含めた総合的な生活費を計画することが大切です。

具体的な設定方法としては、住宅ローンの返済額を含む全体の家計を見ることがおすすめです。なお、平成30年度の国土交通省の調査結果によると、新築マンションの購入時の平均費用は、購入価格と諸費用を合わせて約16万956円/平米となっています。


予算超過のリスクと対策

マンション購入における予算超過のリスクは大きく、その対策が求められます。特に修繕積立金は、建物の維持管理を目的とした費用であり、設備の更新や大規模修繕など、長期的な視点での計画が必要です。また、管理費も毎月かかる費用の一つであり、エレベーターやエントランス、共用設備の清掃といった共用部分のメンテナンス費用が含まれます。

これらの費用は、物件の築年数や設備の状況、管理組合の運営状態などにより異なるため、予算超過を避けるためには、各費用の目安となる相場を事前に調査し、予算設定に活かすことが重要です。


マンションを買うと毎月かかる修繕積立金と管理費

修繕積立金とは?その目的と使い道

修繕積立金とは、マンションの共用部分の修繕・更新に必要な費用を、入居者全員で共同で積み立てる制度のことを指します。この積立金は、例えば大規模修繕工事や共用設備の更新・交換など、大きな修繕が必要になった際の費用をまかなう目的で利用されます。そのため、修繕積立金は長期的な視点で考えられる費用であり、将来的にかかるであろう大規模修繕費用を少しずつ積み立てていくことで、一度に大きな費用が発生するリスクを抑えることが可能となります。


管理費とは?その内容と必要性

マンションの管理費とは、共用部分の清掃や保守、管理組合の運営にかかる費用を指します。管理費は、毎月定期的に支払うことで、マンション全体の維持管理を行うための資金となります。

具体的な使用例としては、エレベーターやエントランスの清掃費用、共用部分の照明やエアコンの電気代、管理会社に対する報酬、駐車場の維持費、管理組合の運営費などが挙げられます。これらの費用は、マンション生活を快適に保つために欠かせないものです。


修繕積立金と管理費の相場と計算方法

修繕積立金と管理費の相場は、物件の規模や設備、立地、築年数などにより大きく異なります。一般的には、新築時点での修繕積立金は、戸数や共用設備の規模等に応じて設定されます。また、大規模修繕工事のタイミング等により増額されることもあります。

管理費についても同様で、マンションの規模や築年数、管理会社のサービス内容などにより変動します。それぞれの計算方法については、物件を購入する際に、不動産会社から詳しい説明を受けることが大切です。一般的には、新築時の管理費は当初の計画に基づき設定され、その後、運営状況や物件の経年変化等により調整されることが多いです。


マンションの購入と戸建ての違い

マンションと戸建てのメリット・デメリット

マンションと戸建て、それぞれには一長一短があります。

マンションのメリットは、共用設備の維持管理が共同で行われること、建物の価値が比較的長期間保たれやすいことなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、管理費や修繕積立金などのランニングコストが必要となり、また、他の住民との共同生活が求められる点があります。

それに対して、戸建てのメリットは、自己の財産として土地も所有できること、リフォーム等に自由度があること、一般的に管理費や修繕積立金が不要であることが挙げられます。デメリットとしては、外壁や屋根などのメンテナンス費用が全て自己負担となることなどがあります。


マンション購入と戸建て購入の月々のコスト比較

マンションと戸建ての月々のコストは大きく異なります。

戸建ての場合、購入費用以外にも定期的に発生する費用としては、火災保険料や固定資産税などがありますが、一般的には管理費や修繕積立金は発生しません。

それに対して、マンションの場合、住宅ローンの返済に加えて、毎月一定の管理費と修繕積立金の支払いが必要となります。これらの費用は、マンションの価値を保つために必要な費用であり、一定の金額を見越して計画を立てることが大切です。


購入を検討する際のポイント

不動産購入を検討する際には、以下の点に注意することが大切です。

まず、どの物件を購入するかによって、毎月の支払い負担や長期的なメンテナンス費用が大きく変わることを理解することが必要です。次に、物件の価格だけでなく、管理費や修繕積立金などのランニングコストも考慮に入れることが重要です。また、不動産は長期的な資産であるため、将来の価値変動も見越して購入を検討することが求められます。


マンションの修繕計画とその費用

マンションの大規模修繕工事の目的と時期

マンションの大規模修繕工事は、建物の長寿命化を目的として行われます。一般的には、新築から約15年ごとに大規模修繕工事が行われる傾向にあります。

具体的には、外壁や屋上防水、共用部分の設備(エレベーター等)の更新・補修などが主な内容となります。大規模修繕工事は、一般的には修繕積立金から支払われます。


大規模修繕工事の費用とその積立方法

大規模修繕工事の費用は、マンションの規模や築年数、設備の状態などにより異なりますが、一般的に数千万円から数億円となることもあります。この大きな費用を一度に支払うのは困難であるため、毎月一定の修繕積立金を積み立てることで、負担を分散します。修繕積立金の積立方法は、管理組合が定める修繕計画に基づきます。修繕計画は、専門の建築士等による点検結果や耐用年数を考慮して策定され、一定期間ごとに見直しが行われます。


修繕積立金の滞納とその対応

修繕積立金の滞納は、管理組合の運営を難しくするだけでなく、大規模修繕工事の費用捻出を困難にします。そのため、滞納が発生した場合には、管理組合は早急に対応を行います。具体的には、滞納者に対する督促や、最終的には訴訟を行うこともあります。また、滞納が続くと、その住戸の売却時に修繕積立金の滞納分が差し引かれることもあります。


まとめ

マンションの管理費と修繕積立金は、マンション生活を維持し、快適に暮らし続けるための重要な費用です。これらの費用は、物件の価値を保つために必要なものであり、マンション購入時には十分に理解し、その上で計画的に支払っていくことが求められます。

また、大規模修繕工事の実施により、マンションの価値は長期的に保たれます。これらの知識を持つことで、よりよいマンション生活を送ることができるでしょう。

戸建てかマンションか迷ったときは、売買の窓口までご相談ください。