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専任媒介のオーナー様必見!レインズ掲載を確認する方法を解説

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2025.04.22

専任媒介のオーナー様必見!レインズ掲載を確認する方法を解説

2025.04.22

専任媒介のオーナー様必見!レインズ掲載を確認する方法を解説売買の窓口】

専任媒介契約を結んだものの、「ちゃんとレインズに登録されているのかな…」と不安に感じるオーナー様も多いのではないでしょうか。 

物件が適切にレインズ(REINS)に掲載されているかどうかは、スムーズな売却を進める上でとても重要なポイントです。 

本記事では、レインズの基礎知識から、オーナー自身で掲載状況を確認する方法、そしてチェックすべき重要なポイントまでを、わかりやすく解説していきます。


レインズとは?

レインズ(REINS:Real Estate Information Network System)とは、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」が運営する、不動産会社専用の情報ネットワークシステムです。 

このシステムでは、全国の不動産会社が物件情報を登録・検索でき、業者間での情報共有をスムーズに行うことができます。 

たとえば、ある物件をA社が預かっているとしても、その情報がレインズに登録されることで、B社やC社など他の不動産会社もその情報にアクセスできるようになります。

これにより、物件の露出が広がり、より多くの買主にアプローチできるのです。

特に、売主と1社の不動産会社で契約する「専任媒介契約」または「専属専任媒介契約」を結んだ場合には、不動産会社はその物件を契約締結日から一定の期間内にレインズへ登録する義務があります。 

・専任媒介契約:7日以内 

・専属専任媒介契約:5日以内(いずれも宅建業法に基づき、休業日を除く) 

このルールにより、物件情報の透明性が確保され、売主にとっても公正な取引環境が守られています。 


レインズに掲載されるとどうなる?

物件がレインズに登録されると、その情報は元の不動産会社だけでなく、全国の他の不動産会社にも共有される仕組みになっています。 

つまり、あなたの物件が1社だけでなく多数の業者を通じて紹介される可能性が生まれ、購入希望者の目に触れる機会が一気に広がるのです。 

これは、物件の「市場への露出」を増やすことに直結し、結果として売却までのスピードや価格の面でも有利に働く可能性があります。 


一方で、レインズに掲載されていない場合は、その物件情報が特定の業者の中だけでとどまり、外部には一切知られない状態になってしまいます。

この状態では、当然ながら購入希望者の数も限られ、チャンスを大きく逃してしまう恐れがあります。 

そのため、レインズに正しく登録されているかどうかをオーナー自身が把握し、必要に応じて確認・対応することが非常に大切なのです。


レインズ掲載の確認方法

専任媒介契約を結んだあとは、「本当に物件がレインズに登録されたのか」を確認することが大切です。

以下の3つのステップで確認しましょう。


 1. 「レインズ登録証明書」を必ず受け取る

物件がレインズに登録されると、不動産会社は「レインズ登録証明書(登録完了通知書)」を発行できます。 

この書類には以下のような重要な情報が含まれています。

・登録番号(物件ごとに付与される固有の番号) 

・売主専用のログインID・パスワード

・登録日時や物件概要など

不動産会社によっては特に案内がないこともありますので、契約後1週間程度を目安に「登録証明書の発行をお願いできますか?」と、オーナー側から積極的に依頼することが重要です。


2. 売主専用確認ページで実際にチェック

証明書に記載されたログイン情報を使い、レインズの「売主専用確認ページ」へアクセスします。 

このページでは、以下の内容が確認できます。 

・物件の登録状況 :ちゃんと登録されているか、登録情報に誤りがないか 

・取引ステータスの表示 : 「公開中」=他業者にも紹介可能な状態 

・「購入申込あり」「紹介停止中」など=紹介状況に制限あり 


🚨要注意

「一時紹介停止」「非公開」などの表示がある場合は、その理由を必ず不動産会社に確認しましょう。 

知らないうちに取引がストップしていた、というケースも過去には見られます。 


3. 一般向け情報サイトも参考に 

「REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)」は、国土交通省の指定流通機構が一般公開している検索サイトです。

https://www.retio.or.jp/ 

ここでは、登録された物件のうち一部が公開されており、所在地や条件を元に検索することができます。 

ただし、掲載されている物件はごく一部のため、あくまで参考程度とし、基本は売主専用ページでの確認をメインにしましょう。 


レインズ未掲載が発覚した場合の対処法

もし、物件がレインズに登録されていないことが判明した場合は、焦らずに以下の手順で対応しましょう。


1. まずは担当の不動産会社に事実確認をする

未掲載が発覚したら、まずは契約した不動産会社に連絡を取り、状況を確認します。

このとき重要なのは、「なぜレインズに登録されていないのか?」という理由を明確にすることです。

・単純な手続きミス(過失)

・故意に登録を避けていた可能性

・システム上のトラブルや書類不備

理由が何であれ、オーナーに対する説明責任がありますので、納得のいく説明を求めましょう。


2. 改善が見られない場合は第三者機関に相談を

不動産会社の対応が不誠実であったり、納得のいかないまま放置されているような場合には、第三者機関への相談も検討しましょう。

・指定流通機構(例:東日本レインズ、近畿レインズなど)

・宅建協会や全日本不動産協会など、不動産業者が所属している団体

これらの機関では、相談窓口を設けており、不適切な対応に対して改善指導が行われることもあります。


3. 契約書の内容を再確認する

トラブルを防ぐためにも、契約書に「レインズ登録の義務」がしっかり明記されているかをチェックしましょう。

特に、以下のような項目に注目してください。

・登録期限(契約日から○日以内)

・登録証明書の発行について

・未掲載時の対応条項の有無

こうした記載があれば、万が一のときに強い根拠として機能します。


トラブルを防ぐためのチェックポイント

レインズへの未掲載や情報の不備といったトラブルを未然に防ぐには、オーナー自身の“ちょっとした意識”が非常に効果的です。

以下のポイントを押さえておきましょう。


まず、専任媒介契約を結んだ後は、7日以内に「レインズ登録証明書」を受け取ることを忘れないようにしましょう。

これは、物件がきちんと登録された証拠であり、掲載状況を確認するためのログイン情報も記載されています。

その後は、売主専用ページに定期的にログインし、物件の掲載状況や取引ステータスに変化がないかを確認する習慣を持つことが大切です。

もし「公開中」から「一時紹介停止」や「購入申込あり」といった表示に変わっていた場合は、すぐに担当の不動産会社に連絡して状況を確認しましょう。


また、「この対応で本当に大丈夫?」「別の会社ならもっとちゃんとやってくれるのでは?」と少しでも不安に思ったら、セカンドオピニオン的に他の不動産会社に相談してみるのも有効です

プロ目線でのアドバイスがもらえることも多く、より良い判断材料となるでしょう。


まとめ

レインズ掲載の確認は、オーナー自らができる「安心のための行動」です。 

不動産会社に任せきりにせず、自分でも状況を把握することで、トラブルを未然に防ぎ、より良い売却につなげましょう。


不動産のご購入やご売却に関するご相談、ご不安な点がございましたら、お気軽に売買の窓口までご連絡ください。