不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

不動産の売却、購入のことなら、お近くの「売買の窓口」で!

マンションと戸建てどっちがいい?将来の資産価値など、憧れのマイホーム事情

購入

物件選び

2023.02.27

マンションと戸建てどっちがいい?将来の資産価値など、憧れのマイホーム事情

2023.02.27

マンションと戸建てどっちがいい?将来の資産価値など、憧れのマイホーム事情売買の窓口】

マイホームの購入を検討するとき、「マンションにするか、一戸建てにするか」と悩む人も多いのではないでしょうか。結論、どちらが優れていると言うことはできません。マンションと戸建は、どちらもメリット・デメリットがあり、理想とする暮らし方や価値観によってどちらを選ぶべきか変わります。

この記事では、マンションと戸建てのメリット・デメリット、資産価値の違いなどを解説します。どちらが自分に合っているか、より暮らしやすいのはどちらか、比較・検討してみましょう。


暮らし方の違い


まずは、住まいとしてのマンション・戸建てそれぞれのメリット・デメリットを比較していきましょう。


マンションのメリット・デメリット


マンションの特徴としてあげられるのが、駅に近い物件が多いことです。交通のアクセスがよく、駅周辺には商業施設なども多いため利便性がよいのがメリットといえます。

また、マンションの共用部の清掃、設備点検などは管理会社が行っており、住民は居住部分以外の管理を行う必要がありません。セキュリティ対策も行われており、エントランスのオートロック、監視カメラ、管理人の常駐など住民が安心して暮らせる設備が整っています。

ほかにも、居住部分はフラットが多く生活の動線が合理的でスムーズであることなどもあげられるでしょう。


デメリットは、マンションの管理費や修繕積立金など、毎月の支払いが発生することです。マンションごとに違いはありますが、ファミリータイプでおよそ2~3万円前後のものが多いようです。これは、ローンの支払いとは別にかかる費用で、所有している限りは継続的に支払わなければなりません。

また、騒音やプライバシーに配慮する必要があります。騒音に関しては、防音効果の高いマンションも多くなっていますが、それでも住戸が近いだけに近隣や上下階の住民とトラブルに発展する可能性はあります。

集合住宅である以上、楽器の演奏やペットの飼育などが管理規約により制限されていることもあります。リフォームやリノベーションができない場合もあるので、購入前によく確認しておくことが大切です。


一戸建てのメリット・デメリット


戸建ては、住戸が同じ建物内にあるマンションと違い、独立していることから、プライバシーが守られやすく、騒音などの住民トラブルがあまりありません。管理規約による制限もないため、リフォームやリノベーション、ペット、ガーデニングなど自由な暮らし方ができるのが大きなメリットといえます。また、管理費・修繕積立金、駐車代など毎月の支払いがかからないのもメリットです。

戸建ての場合は、町会などを通して近隣住民とのかかわりも多くなる傾向があり、災害などいざというときに助け合えることもメリットと考えられるでしょう。

デメリットは、建物や土地をすべて自身で管理する必要があること、修繕などが発生した場合は基本的に全て自己負担です。修繕内容によっては、マンションの積み立てよりも割高になってしまうこともあり、いざというときのための貯金は用意しておくべきでしょう。

また一戸建ては、駅から離れた郊外に建てられることが多く、不便になりがちです。もしセキュリティ面で心配がある場合は個人で警備会社と契約を結ぶ必要があり、防犯費用がかさみます。


資産価値の違い


今度は、資産価値の観点から見ていきましょう。まずはマイホームの購入金額ですが、「フラット35」の利用者が住宅購入にかかった金額の平均を算出したものを参考にします。


新築マンション 4,545万円

土地付き注文住宅 4,397万円

中古マンション 2,971万円

中古戸建て 2,480万円


参考)住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」


購入時の金額はマンションと戸建てで大きな差は見られませんが、中古物件になるほど将来的な資産価値に大きな違いが現れます。


マンションは鉄筋コンクリート造が多く、戸建てよりも耐用年数は長くなります。売却の価格相場はゆっくりと下落していく傾向があり、築20年時点での資産価値は購入時の約半分になるといわれています。売却を見越して新築マンションを購入する場合は、20年以内が目安と考えられます。


それに対し戸建ては木造住宅が一般的で、耐用年数が22年と定められていることから、築20年を超えたあたりから資産価値は0といわれています。ただし、実際に売る時すべての戸建ての価値が0になるのではなく、30年を超えている住宅でも十分に住まいとして機能しているケースもあります。


また戸建ての場合は、建物の減価が早くても土地はそのまま残ります。土地の資産価値は市況により上下しますが、消える事はありません。マンションは購入価格に対して土地の割合が低めになることが多く、20年、30年、40年…と経ったときに、必ずしもマンションのほうが資産価値が高いとはいえません。


たとえば、マンション・戸建てともに購入価格が3,500万円、マンションは土地代500万円、建物が3,000万円、戸建ては土地が2,000万円、建物が1,500万円とします。


20年後にマンションの価値が半分に減少すると仮定すると、マンションの建物価格は1,500万円、土地代は500万円で合計2,000万円です。戸建ては建物価格が0円になりますが、土地代は2,000万円のままで、マンションと同額になります。


もちろん、建物の維持・管理状態によって建物の価値は変わってきますが、土地価格によって資産価値が同等、または逆転することも考えられます。


まとめ


マンション、戸建てともに購入価格や資産価値だけでなく、維持・管理費をどれだけ負担するかもマイホーム選びのポイントになるでしょう。マンションは積み立てなどがあり少し高くなりますが、清掃や管理などの負担は軽くなります。戸建てはこまめなメンテナンスを行うことで負担を軽くすることは可能ですが、掃除や点検などは自分で行わなければなりません。


これから長く生活するためにも「どちらがお得か」より「どちらが快適か」で選ぶほうがよいのではないでしょうか。